応急手当のＩＮＤＥＸへ
パワーを抱いたままの転倒転落の後、
私はその年、日赤の研修に２回行かせてもらった。
はじめは２日間の研修。
次は一般講習の検定もある研修。
一通りの研修は受けてきた。
職場のみんなにも伝えたくて、指導者研修も受けようと思ってきた。
でも、そちらは長い期間研修に出なくてはならないし
その上、検定は一回では受からないと言われた。
そのうちに･･･といっている間に合格証の有効期限は昨年の９月に切れた。
それは、別にいいのだが
あれだけ研修してきて、何度も家でやってみたけれど
もし、保育園で、外でそういうことがあったら
できるのか・・・。
とても、自信がない。
きっと、この合格証があってもこれを提示して
誰かを助けるなんて、そんなことは絶対にできないような気がする。
うまくできなかったらどうしよう。
これ以上悪くしちゃったら・・・。
私よりきちんとできる人はいるはずだ。
なんて、そんなことを考えてしまう。
研修を受けても
そんなかんじだった。
ただ、怪我をした子に対しての言葉がけは
確かにかわった。
なるだけ、ショックを与えないように。
大丈夫だよ。血を見せない・・・など、
そういうことは・・・・。
だから、まったく無駄ではなかったと思う。
ただ、いつ、使うことになってもいいように
免許証と共にいつも携帯していた
災害ボランティアの研修の終了証と日赤の講習の検定合格証を
見るたびに、これは持っていても使えないもの・・・。と思う自分だった。
2001/2/24